こんにちは!セミナーを担当いたしました柴田です。

 2022年10月5日のセミナーにご参加いただきました皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました!皆様にとって少しでもお役に立てる話ができていれば、、、と願うばかりです。(ぜひフィードバックください!!)

 さて、当日はたくさんのご質問をいただきましてありがとうございます。オンラインセミナーであんなにたくさんのご質問を頂くとは想定しておらず、、、ご回答できない質問あり大変失礼いたしました。せっかくですので、ご質問頂来ながらお答えできなかったご質問については、下記にQAを記載させていただければと思います!

Q. 貴重なお話をありがとうございました。
 私は、EU, SIerではなく、オフショア会社の者なのですが、今日はクライアントの皆さんの課題感を知りたくて参加させていただきました。
(もしご回答可能でしたら、以下よろしくお願いします。)
現在、私の会社のクライアントは円安の影響が強く、発注控えの傾向があります。そのような傾向はないでしょうか?それ以上に人材確保でオフショアを検討されるクライアントが多いでしょうか?

A. おっしゃる通り、円安はオフショア開発会社にとって大きな問題です。
 オフショア開発会社様によっては円安を価格転嫁していないところもあるようですが、 多くの会社が円ベースでは値上げをせざるを得ない状況かと認識しております。その結果、国内やニアショアと比較してコストメリットが出ず、お客様からの発注控えにつながるか、元の価格で見積もりを出しているオフショア開発会社に案件に流れているケースが多いのではないかと思います。
(とは言え、その価格で受注しても会社としてはかなり薄利か赤字だと思いますので、営業戦略次第かとは思います。)
 ただ、円安あるいは賃金上昇でコストメリットが小さくなったのは事実ではありますが、エンジニア確保(DX推進)はお客様にとって重要かつ喫緊の課題かとは思いますし、代替手段(国内でのエンジニア確保)がとりやすくなった状況でも全く無いので、お客様側でオフショア開発の検討スピードが遅くなったと実感することは弊社ではあまりございません。

Q. BrSEの業務知識のレベルアップはどの様に対策していますか?

 業務知識については、日本国内におけるSEと同様ですが、一朝一夕に身につくものでもなく、プロジェクトの中で徐々に獲得するのが基本かと思います。
 とは言え、通常は仕様説明だけになりがちなところを、ビジネスの背景、機能の目的などを丁寧に説明することで、業務理解はより深まるものと思います。
 弊社では、
・社内に対するプロジェクト説明会などを実施する機会を作る
・業務フロー(新旧)や画面遷移を書く機会を作る
・用語集などを作る(ITコミュニケーターの仕事としていますが。)
などを対策として行っています。

Q. ブリッジSEは、日本側とベトナム側のどちらで用意するのが良いでしょうか?

 ブリッジSEは、原則ベトナム側にいたほうが良いと思います。
 日本側にいると、日本人とのコミュニケーションは取りやすくなるものの、どうしても作業指示だけをベトナム側に出す役割となり、チームビルディングや仕様伝達がしにくくなります。また、Developerと日本サイドが直接コミュニケーションをとるシーンがほぼ皆無となり、意見を出すシーンなどが減るでしょう。
ベトナム側にBrSEがいるデメリットは、日本側とのコミュニケーション量が減るところになりますので、こちらはPJ開始時期や要所で1から3カ月間、日本に出張させる、などの補完手段をとるべきかとは思います。(テレワーク時代とはいえ、言語の壁からコミュニケーションが取りにくいのが事実ですので、対面コミュニケーションは努力をして実施するべきものである、と考えたほうが良いかと思います。)
 もちろん一番良いのは、お客様自身がベトナムに数ヶ月出張して、チーム一体となって開発することです。

Q. PJにより必要な要員は波があり、離職もあったりだと思いますが、確保した人材の手元の業務負荷のバランスはとれるものなのでしょうか

 おっしゃる通りプロジェクトでも波はあるかと思いますので、確保した人員コストを誰がどのように吸収するか、ということになるかと思いますが、当社では通常離職やプロジェクト遅延に備えて、数名程度は余剰人員を確保しています。
 このコストをプロジェクト要員としてお客様が負担(余剰人員はスピードアップに使う)されるパターンもありますし、他の自社内におけるR&D案件を担当したり、他要素技術教育などを行いスキルの幅を広げる、ということもあります。(この場合は当社負担)
 いずれにせよ、急に採用して新メンバーをいれる運営ではリスクが高いので、多少の人的余裕をもたせながらの運営になろうかと思います。

Q. 皆さんスキルアップを考えられていると思いますが、スタッフの離職率はどんな感じでしょうか?

 離職は頭が痛い問題ですね…。突然理解できない理由で辞めてしまうのは「海外あるある」ですので、私自身もいつも悩んでおります。。。
さて、スキルアップについては日本と同様なのですが、転職すればスキルアップする、のではなくて、今の業務や会社の中でどうスキルアップするか、について評価面談等の中で話をすることで、転職対策につなげています。
 単に違う要素技術を触れることをスキルアップと考えてしまっているエンジニアがいるのも事実なのですが、より生産性を上げる、設計レベルを上げる、品質をあげる、上流工程に携わる、何かのタスクに関するリーダーシップを発揮する、チームの中でリーダーに携わるなど、様々なスキルアップ観点があるかと思います。こちらを一人ひとりに合わせて目標設定をしながら、きちんと弱みや強みを伝え、フィードバックしていくことで本質的なスキルアップが出来ると思いますし、離職対策にもなるかと思います。(OJTにおいて、PJ単位で目標設定しながら運営する、というイメージです。)

 なお、現時点では当社は、ミスマッチによる入社後の早期離職というケースはあるものの、離職率はかなり低くうまくいっている方だとは思っております。こちらはスキルアップ観点だけではなく、会社全体としてのチームビルディングに対する投資、マネジメントの姿勢、福利厚生などの環境など複数要因あるかとは思いますが、、、かなり時間と体力(飲み会の盛り上げ)を使っている部分でもあります。

Q.成功事例はありましたが、失敗事例もいろいろなケースを知りたいです

 失敗事例は多々ありますね。恐らく当社だけではなく、多くのお客様、オフショア開発会社が失敗プロジェクトを経験しているかと思います。

 失敗には色々なパターンがありますが、一番多いパターンは、キーとなるBrSEについて、「BrSEの日本語が上手でコミュニケーションが上手だった」というだけで会社を決めてしまうときに多いように思います。
色々なBrSEがいますし、色々な発注元がいるので一概には言えませんが、日本語が上手=丸投げできる、という感覚になってしまい、その結果、言ったものが出来ない、仕様バグが多い、製造バグが多い、といった状況に陥ります。日本語が下手だとちゃんと分かっているのか心配になって色々と確認するところ、日本語が上手だと、「分かりました」という答えを信じてしまいますからね。
(海外の人の「分かりました」は、「言っていることは分かったけど、出来るとは言っていない」みたいなこともあるので、、、気をつけないといけません。)

 次はプロジェクトの性質に合わない契約締結です。請負契約で価格を決めてやりたい、というのはニーズとしては理解していますが、請負契約の場合、発注側はいかに仕様を詰め込むか、 受注側はいかに仕様を少なくするか、という利益相反が発生します。また、見積もり時点ではリスクとして工数を多くのせて出す、ということも多いかと思います。もちろん請負できちんとやりきるプロジェクトが多いのも事実ですが、仕様が曖昧なまま予算とスケジュールだけ決めた請負契約で出して、やりきれなくなる、といったパターンが多いようにも思います。(これは日本でも同じですね。。。)
ただ、逆に仕様が曖昧だからラボで、というほど単純なものでもないかと思います。仕様がなかなか決まらないとコストがずっとかかり続けてしまいます。これは開発会社にとっては嬉しいことかもしれませんが、お客様のためにはなりません。PMやBrSEがきちんとプロジェクトの状況を理解し、課題やリスクをお客様に伝えられるかが、いずれの契約形態でも大事です。

失敗事例については他にも多々あるかと思いますので、またセミナー等でご紹介できればと思います。

以上、ご質問頂いたにも関わらずご回答できなかったご質問に対するご回答でございます!他にも何かご質問や、こういうセミナーをやってほしい、ちょっと気軽にご相談したい、ホーチミン行くのでちょっと話がしたい、一緒においしいベトナムご飯食べたい、シントー飲みたい、ということがありましたら、

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