こんにちは!顧客満足度にこだわるIDSが提供するベトナムオフショア開発サービススマラボのPM担当です。

本コラムではベトナムオフショア開発を初めて活用する方に読んで頂きたいオフショア開発を失敗終わらせないために事前に知っておきたいことついてお話ししていきます。

例としてベトナムを上げさせて頂きますが、ベトナムオフショア開発に限らずオフショア開発を活用するすべての方が参考になる情報になっておりますので、ぜひ最後までお付き合い頂けますと幸いです!

それではご紹介していきます↓

>>ベトナムオフショア開発のメリットとは?

初めてのオフショア開発を失敗終わらせないために事前に知っておきたいこと

オフショア開発拠点の文化やビジネス観を理解することの重要性を理解する

オフショア開発を活用する上でオフショア開発先国の文化やビジネス観を理解せずにスタートしてしまうと、失敗の要因に繋がります。

オフショア開発を活用には【オフショア開発先国の文化やビジネス観を理解する】ことはとても重要です。

オフショア開発活用は、日本語が話せるBrSE(ブリッジSE)が日本(委託元)と現地スタッフ(オフショア拠点)の間に入り、日本側からの依頼内容や仕様を現地のオフショア開発チームへ伝える役割を担います。日本人担当者とBrSEのコミュニケーションは日本語で行います。

しかし、BrSEが日本語が伝わるからと、日本人同士と同様のコミュニケーション方法をとってしまうとオフショア開発の活用(プロジェクト)が失敗に終わってしまう要因になりかねません。ビジネス観が違うことで前提条件が異なり、「言ったつもり」、「依頼されていない」などの認識齟齬が起こってしまいます。

まずは日本とオフショア開発拠点とのビジネス観の違いを理解し、どのようなことに気を付けるべきか認識して、コミュニケーションの方法を工夫することがオフショア開発成功への第一歩と言えます。

それでは今回はベトナムを例にベトナムオフショア開発を行う上でどのようなビジネス観の違いを理解しておくべきか、見ていきましょう。

オフショア開発を活用する上で確認しておきたいポイント

ビジネスにおける日本とベトナム違い

下記の図はベトナムオフショア開発を活用する上で皆様に理解しておいて頂きたいビジネス観の違いについて日本とベトナム(オフショア開発拠点)で比較しております。

理解すべき点日本ベトナム(オフショア開発拠点)
スケジュール厳守徹夜してでも守るやってみたら無理な納期なので、
スケジュールを調整すべきと考える
品質意識バグを出すことは許されないバグが出たら直せばいい
テストし過ぎはコスト
指示曖昧な指示に慣れている人も多い具体的な指示を求める
ドキュメントドキュメントでの確認/保管が当たり前作ったシステムで確認するので、
あまり作らない(コスト高)
口頭あまり好まないディスカッションが好き
質問あまりしないあまりしない(日本同様)

上記の図のように、日本人が当たり前と思っていることが、ベトナム(委託先国)では当たり前ではありません。また、日本人同士の開発のように忖度も含めて理解してくれると思い込んでいると失敗してしまう傾向が高いです。

例えば、日本では設計書に書かれていない事項もその行間から読み取り、確認や作業を行うということもありますが、海外の場合は、設計書に書かれたこと以外は基本的には行いません。(日本も同様に俗人による)

この場合日本側が指示を明確にし、相手(オフショア開発先)がきちんと理解しているか確認まで行うことで良い結果に繋がっていきます。

このように、国が違えばビジネス観に対して違いがあります。まずはプロジェクトをスタートする前にオフショア開発拠点のビジネス観を理解することがプロジェクト成功への第一歩と言えます。

そして、ビジネス観と併せて理解をして頂きたいのは文化や国民性です。

文化や国民性を知る

一緒に働く開発者の文化や国民性を理解しておくと、誤解や思い違いを回避することができます。

本コラムでは例としてベトナムを上げてご紹介します。

ベトナムオフショア開発を活用する上で知っておくと役に立つベトナム人の国民性について下記のような特徴が挙げられます。

  • 国として成長しており、向上心旺盛。
  • 新しいことが好き短期的な利益を重視し、転職も盛ん
  • 家族を大事にするため、突発的な休みも日本より多い
  • 家で静かにテレワークするのも好きだが、チームビルディング(飲み会)も重要
  • 偉い人にはあまり質問してはいけないし、質問は自分が分かっていないみたいではずかしい
  • 日本人的マナーもあるが、常にではない
  • 人を助けるは当たり前だと思っている(だからありがとうをあまり言わない)

上記をあらかじめ知っておくとマネジメント面でも役に立つと思います。
しかし、すべての人がそうとはいえず、一律の解決策はありません。

オフショア開発では相手の性格に合わせて、ヒューマンマネージメントを行うスキルも求められることも理解しておくとより良いでしょう。

双方の信頼関係を築く

オフショア開発を活用する場合は、可能であればプロジェクトを開始するタイミングでオフショア開発拠点の現地へ向かい、メンバーとリアルで交流を図ることをおすすめします。

コロナ過でテレワークの導入が進み、日本国内でもslackやZoomを活用して業務を推進することが当たり前となってきました。オフショア開発でも同様にツールを活用してコミュニケーションを行いますが、一方リアルで会ったことのない人と深い信頼関係を築くにはある程度の時間が必要となります。

プロジェクトを開始するタイミングで、プロジェクトメンバー全員がリアルに顔を合わせて、ビジネスの背景説明やゴール共有を行うことで積極的にプロジェクトに関わるメンバーを増やすことができ、プロジェクトの生産性を向上することにも繋がります

また、リアルならではのリラックスした空間でのオフサイトミーティングや飲みにケーションを活用することで、双方をより深く知ることができ、信頼関係が生まれ、結果としてモチベーション向上や離職防止にも繋がります。

まとめ

オフショア開発では働く国・場所・環境を超えてチーム一丸となり、1人1人が自身の役割に責任持ち、全員で同じゴールへ進んでいくことがとても重要です。

その第一歩として、ぜひオフショア先国の文化やビジネス観を理解し、コミュニケーションの方法を工夫しながら取り組んで行きましょう!
関連記事>>オフショア開発における5つのデメリットと失敗しない為に知っておきたい4つのポイント-スマラボ

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