「エンジニアを採用したいが、採用できない」——これは2024〜2026年にかけて日本企業が直面している最も深刻な経営課題の一つです。IT人材の需給ギャップは慢性的に拡大しており、特にスタートアップ・中小企業・非IT企業のDX推進担当者にとって、エンジニア採用は「お金を出せば解決する問題」でさえなくなってきています。本記事では、この「採用できない」問題を採用以外のアプローチで解決する方法として、オフショア開発の活用を考えます。


なぜエンジニア採用はこんなに難しくなったのか

日本のIT人材不足は構造的な問題です。経済産業省の試算では、2030年までに最大79万人のIT人材が不足すると言われています。採用競争は激化しており、大手・メガベンチャーが高額の報酬でエンジニアを獲得していく中、中堅・中小企業には優秀なエンジニアが回ってこないという現実があります。

また、採用できたとしても問題が続きます。即戦力として活躍してもらえるまでのオンボーディング期間、チームへの定着、マネジメントコスト——採用は「スタート地点」に過ぎず、その後のコストも相当なものです。「採用→育成→定着」のサイクルを回す体力がない企業にとって、採用だけが答えではありません。


採用以外の選択肢:4つのアプローチ

① フリーランス・副業エンジニアの活用

単発のプロジェクトや特定の技術領域での補強に向いています。クラウドソーシングやエージェントを通じて、必要なスキルを持つエンジニアを必要な期間だけ確保できます。ただし、フリーランスは複数クライアントを掛け持ちしていることが多く、継続性・安定性に不安があります。長期プロジェクトや属人化リスクが気になる場合には向きません。

② SaaSやノーコードツールの活用

エンジニアが不要な領域を増やす方法です。Notion・kintone・Bubble・AppSheetなどのノーコード/ローコードツールを活用することで、社内業務システムの構築や自動化をエンジニアなしで進められるケースがあります。ただし、複雑な業務要件やカスタム機能が必要な場合には限界があります。

③ 国内SIerへの外注

開発を国内のシステム開発会社に委託する方法です。コミュニケーションのしやすさや品質の安定性というメリットがありますが、コストが高く、中小企業のプロジェクト規模では優先度を下げられることもあります。

④ オフショア開発の活用

ベトナムなどのオフショア拠点を活用して、国内比で40〜60%のコスト削減を実現しながら開発リソースを確保する方法です。「安かろう悪かろう」というイメージを持つ方もいますが、適切なベンダーと体制で進めれば、品質・スピードともに国内開発に引けを取らないケースが増えています。


オフショア活用が「リソース不足の解決策」として機能する条件

オフショア開発がリソース不足を解決するために機能するには、いくつかの条件があります。

条件1:日本側に「要件を定義できる人」がいること

オフショア開発は、「作るものを決める人」と「作る人」を分離するモデルです。ベトナムのエンジニアは「作る」ことは得意ですが、「何を作るべきか」を自ら定義することは苦手です。日本側に、ビジネス要件を整理して仕様に落とし込める人——PM、事業責任者、プロダクトマネージャー——が最低一人いる必要があります。

スマラボでは、この「要件定義」をサポートする日本人PMをプロジェクトに配置することで、発注側がエンジニアでなくても開発を進められる体制を提供しています。

条件2:「管理の仕組み」を最初から設計すること

オフショアで失敗するケースの多くは、「管理が追いつかない」ことに起因します。毎週のレビュー、タスク管理ツールの活用、進捗の可視化——これらを最初から設計しないと、気づいたときには取り返しのつかない状況になっています。

スマラボでは、週次の定例ミーティング・Jira/GitHubを活用したタスク管理・日本語での進捗レポートを標準化しており、発注者側の管理負荷を最小化する体制を整えています。

条件3:長期的なパートナーシップを前提にすること

オフショア開発を「単発の外注」として使うより、「継続するパートナー」として活用する方が成果が出やすいです。チームがプロジェクトのコンテキストを蓄積し、「次は何が必要か」を先回りして提案できるレベルになると、採用したエンジニアに近い価値を発揮します。


ラボ型開発:オフショアを「自社のエンジニア」として活用する

スマラボが提供するラボ型開発は、特定のエンジニアチームをクライアント専属でアサインし、月額固定費用でリソースを確保するモデルです。

ラボ型の最大のメリットは、**採用と近い感覚でエンジニアリソースを確保できる**点です。「自社のエンジニアチームがベトナムにいる」というイメージで、機能追加・バグ修正・新規開発など様々な開発ニーズを柔軟に対応できます。

採用と比べたコストメリットも大きく、日本でエンジニアを1名採用する費用(人件費+採用コスト)で、ベトナムでは2〜3名のチームを確保できるケースがあります。


まとめ:「採用できない」を前提に戦略を組み直す

エンジニア採用難は当面続く構造的な問題です。「採用できるまで待つ」という戦略は、DXの機会を逸失するリスクと同義です。採用以外の選択肢を組み合わせながら、開発リソースを確保する方法を今から設計することが重要です。

オフショア活用は、適切な体制と適切なパートナーがあれば、採用の代替として、あるいは補完として十分に機能します。スマラボは「採用以外の方法で開発を進めたい」というニーズに応える専門チームです。まずはご相談ください。


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