このたび「ITモダナイゼーション Summit Web Live 2025」に「COBOLは本当に消せるのか? – 無理なモダナイゼーションが生むリスクと、合理的な維持戦略」をテーマに講演し、その内容が特集記事として紹介されました。

日経クロステック社主催のセミナー「ITモダナイゼーション Summit Web Live 2025」では、業界をリードする企業のキーパーソンたちが、企業が抱えるレガシーシステムの課題と、それにどう向き合うべきかについて多角的な視点で講演しました。

当社のセッションでは、外部環境、自社経営、ITの観点から、今までの手法で多大な労力とコストをかけて「今すぐに」モダナイゼーションを行うことに対する疑問を投げかけました。

その一方で、「今やるべき最低限のこと」として①ハードウェア保守期限への対応と②業務ノウハウの社内継承の2点を挙げました。

たとえば、COBOL資産をそのままオープンCOBOL化することで、既存資産を活かしつつハードウェア依存を解消し、クラウドへの移行も視野に入れることができます。

また業務知識についても、文書化やAIを活用したナレッジデータベース構築、継続的な教育体制を整えておくことで、「業務を知る人がいなくなる」リスクに備えることが可能です。

“AIを使いこなす後継者”がカギ

AIによって開発効率はすでに大きく向上している一方、それを使いこなすには、「業務理解力」と「プロンプト設計力」を備えた人材が不可欠であり、AI時代の業務継承者を育てることが必要です。

グローバル人材+オフショア×COBOL=“現実解”

そうした担い手の育成において注目されているのがグローバル人材の戦略的活用です。

アイディーエスでは、ベトナムに拠点を構え、日本語対応可能なCOBOL人材を現地で確保するとともに、大学との連携によってCOBOL教育スキームも整備。さらに日本のシニア人材と連携し、ハイブリッドな人材育成体制を構築しています。

これらは単なる延命ではなく、変化に備えるための持続可能な継承こそが大切なのではないでしょうか?

※セミナーの様子・全文については以下をご覧ください
\ モダナイゼーション最前線|日経BP/

まとめ

当社では、こうした思想を反映したCOBOLオフショア開発・保守サービスをベトナムを拠点に展開しています。視察ツアーも実施しておりますので、ご関心のある方はぜひお問い合わせください。

※本講演の概要については、以下のお知らせ記事でもご紹介しております。
登壇のお知らせはこちら