この記事は、「委託先のトレンドが東南アジアから東欧になる可能性〈後半〉」です。

前半はこちら

皆様、ベラルーシという国をご存じでしょうか?

あまりなじみのない国かもしれませんが、実は東欧のシリコンバレーと呼ばれているほどIT産業が盛んな国なんです。

IT産業の輸出額は2,000億円を超えており、これは1人当たりの輸出額は日本の約7倍くらいの数字です。

ベラルーシが重宝されている理由

ベラルーシが欧米の顧客から重宝される理由は、大きく2つ「対応できる技術領域の幅広さ」と「語学とIT技術」です。

「技術領域のカバレッジ」がすごい

ベラルーシでは国全体でIT産業にかなり注力しています。

政府によるIT産業特区の設立やその他IT振興政策が積極的に行われています。ソフト・ハード問わず、約110,000人の優秀なITエンジニアが活躍しています。ソフトウェア開発から画像処理技術やVR/ARなど対応できる技術領域の幅も広く、欧米からのシステム開発委託先としても有望とされています。

ベラルーシのIT技術力の高さは歴史的背景も影響しています。

ベラルーシはもともとリトアニア大公国やポーランド王国、ロシア帝国の領土の一部でした。20世紀に入り、ソビエト連邦のいち構成国となり、ソ連の工業品の組立屋と称されるほどの高い技術力とエンジニア力でソ連経済を支えてきた過去があります。

ベラルーシは独立国家としては30年程度と浅い歴史しかありませんが、このころからベースとなるIT技術力は高い水準を有していました。

「所得格差」がすごい

ベラルーシは人口約950万人の小国です。小国であるがゆえに国内だけでは経済が回らず、外貨を獲得しなければなりません。

より資金が潤沢な市場で生き抜くためには、やはり語学と専門技術の向上に努めなければなりません。

実は、ベラルーシのITエンジニアの平均月給は約2,000ドルと言われています。

これに対し、国民の平均月給は約500ドル程度しかなく、IT産業従事者とそれ以外の労働者とではかなりの所得格差が生まれます。

そのため、ベラルーシの多くの若者がIT産業に従事することを希望しており、国内の優秀層がITエンジニアを志しています。

よって、ベラルーシのエンジニアには若く優秀な人が多く、これがベラルーシ全体のIT分野のレベルアップにつながっています。

最後に

やはり企業のリモート促進が進んだことで、今まで海外の拠点だから・・と敬遠してきたオフショア開発の心理的ハードルが下がりつつあり、以前より導入を検討するお客様が増えてきたように感じます。

弊社もオフショア開発やっていますので、何か分からないことや聞きたいことがあれば、是非ご相談ください。

ご相談はこちらから